
こういった疑問に答えます。
SEOを勉強し始めた方は、nofollow属性の意味も使い方も分からないと思います。
おそらく当記事にたどり着いたあなたは、ブログやサイト等、ウェブメディアを運営している方だと思いますが、nofollow属性の意味と使い方が分かると、ドメインパワーを逃さずに済みます。
また、実はWordPressでブログを運営しているのなら、あるプラグインを使うことで、nofollow属性を全く気にすることなく、一括で設定ができます。

目次
nofollow属性とは?意味は?
nofollow属性とは、メタタグの一種で、「このページに存在する全てのリンクをたどらない(一括設定)」、もしくは、「このリンクをたどらない(個別設定)」と、クローラーに命令するときに使います。
この設定をすることで、リンク先にSEO効果を渡さないようにすることができます。
どんなページに設定すべきか?というと、外部リンクです。
当ブログのURLは「https://kakerulab.com」ですが、このブログ以外にリンクを張る場合に有効です。
nofollow属性の使い方は?
nofollow属性は、一括設定(このページに存在する全てのリンクをたどらない)、もしくは、個別設定(このリンクをたどらない)の2パターンがあります。
一括設定(このページに存在する全てのリンクをたどらない)
ページに存在する全てのリンクをたどらないようにするには、以下のように使います。
1 | <meta name=”robots” content=”nofollow”> |
これを対象ページのheadタグ内にコピペしてください。
こうすることで、クローラーはこのページからはたどれるリンクがない状態になります。
個別設定(このリンクをたどらない)
特定のリンクをたどらないようにするには、以下のように使います。
1 | <a href="https://www.yahoo.co.jp/" rel="nofollow">Yahoo!</a> |
nofollow属性を設定するのが望ましいリンク
基本的には外部リンクに設定しておけば問題ありませんが、特に以下に該当する場合はnofollow属性を設定することが望ましいとされています。
- 信頼できないコンテンツへのリンク
- リンクをたどる必要がないコンテンツへのリンク
- 有料リンク
信頼できないコンテンツへのリンク
ブログのコメント欄のサイトURL等、リンク先のコンテンツを保証できない場合、nofollow属性を使うことで、SEO効果を渡さないようにすることができます。
一昔前は、被リンクをもらうために、たくさんのブログのコメント欄に書き込みしていく手法が流行ったときもありましたが、現在ではほとんどのブログでnofollowとなっているのではないでしょうか?
リンクをたどる必要がないコンテンツへのリンク
リンクをたどる必要がないコンテンツへのリンクの場合、nofollow属性を使うことが推奨されています。
具体的に、リンクをたどる必要がないコンテンツとは何かというと、例えば、ネットショッピングのサイトの会員ページやショッピングカート以降のページです。
こういったページは上位表示させる必要がないため、nofollow属性が望ましいです。
有料リンク
Googleでは、「評価の受け渡しが行われるリンクの売買」を禁止しています。
また、有料ではなく、金銭の受け渡しが直接発生していなくても、NGの場合もあります。
例えば、ある商品を使用し、ステマ記事をブログに投稿し、商品ページへリンクを張り、それを確認した運営者がステマ記事の投稿者にその商品をプレゼントするという場合。
この場合、金銭のやり取りは行われていませんが、リンクを張ることで、その商品が報酬としてもらえる、つまり、見返りが発生しているということです。
ココナラ等のクラウドソーシングサイトでも、有料リンクを付けるサービスが多数出品されていますが、リスクを考えると、こういったものは利用しない方が良いでしょう。
nofollow属性の設定はWordPressのプラグインで一括設定可能!
基本的に外部リンクに対してnofollow属性を設定しておけば問題ありませんが、中にはこういった人もいるでしょう。

WordPressでサイトやブログを運営している場合、実は、外部リンクに対して、いちいちnofollow属性を全て設定する必要はありません。
プラグイン1つで解決します!
使うプラグインはWP External Links
「WP External Links」を使えば、リンクを張るとき、特にnofollow属性を意識する必要がありません。
当ブログでも使っています。
WP External Linksの設定方法
WordPressの管理画面の左のメニューから「外部リンク」選択でWP External Linksの設定画面に遷移しますので、外部リンクタブの設定を初期状態から変更していきます。
この設定が当ブログでの設定になります。
- 外部リンク設定:設定を適用にチェック
- 外部リンクを開く:「それぞれ別の新しいウィンドウまたはタブ」を選択
- 既存の値を上書きします。:チェックしない
- followまたはnofollowを設定:「nofollow」を選択
- 既存の値を上書きします。:チェックしない
- rel属性の追加:「"noopener"を追加」、「"外部"を追加」のみチェック
- タイトルを設定:{title}
- CSSクラスを追加:空欄
- アイコンの種類を選択:「-アイコンなし-」を選択
「"noreferer"を追加」をチェックした状態では、アフィリエイトの成果が発生しなくなる可能性があるので、チェックは外しましょう。
nofollow属性が外部リンクに設定されたかの確認方法
「WP External Links」で上記の設定がきちんと有効になっているかの確認方法を解説します。
例えば、当ブログのこの記事。
この記事の冒頭にブログで有名なmanablogへのリンクがあります。
このリンクを選択し、右クリックした後、「選択した部分のソースを表示」をクリックします。
すると、選択部分のHTMLソースが表示されます。
1 | <a href="https://manablog.org/" data-wpel-link="external" target="_blank" rel="nofollow external noopener">manablog</a> |
「rel="nofollow"」が付加されていればOKです!
まとめ:nofollow属性の意味と使い方は?WordPressのプラグインで一括設定!
まとめ
- nofollow属性とは、「このページに存在する全てのリンクをたどらない(一括設定)」、もしくは、「このリンクをたどらない(個別設定)」と、クローラーに命令するときに使う。nofollowの設定により、リンク先にSEO効果を渡さないようにすることができる。
- 特定のページに存在する全てのリンクをたどらない設定は、headタグ内に「<meta name="robots" content="nofollow"」を追記。
- 特定のリンクをたどらない設定は、「<a href="https://www.yahoo.co.jp/" rel="nofollow">Yahoo!</a>」のように使う。
- nofollow属性は、基本的に外部リンクに設定しておけば問題ないが、「信頼できないコンテンツへのリンク」、「リンクをたどる必要がないコンテンツへのリンク」、「有料リンク」に関してはnofollow属性を設定することが望ましいとされている。
- 「WP External Links」というプラグインを使えば、外部リンクを一括でnofollow属性の追加ができる。
いかがでしたか?
今回は、nofollow属性の意味や使い方等について、解説しました。
外部リンクすべてにnofollow属性を追加すると、PVが劇的に増える!というわけではありませんが、ドメインパワーを逃さないためにもやっておいた方が良い設定です。
また、記事中で紹介している「WP External Links」のプラグインを使えば、最初に設定しておけば、後は特に意識してnofollowを追加する等は不要ですから便利です。
nofollow属性を活用してブログの価値を高めていきましょう。